コラム

2020.05.28

【食品安全情報2】 COVID-19 と食品安全 :食品事業に関するガイダンス(FAO/WHO合同)のご紹介

暫定ガイダンス
2020年 4月 7日版

FAOとWHOは4月7日に合同で、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症に対する食品事業向けのガイダンスの暫定版を公開しています。
本文書では、食品安全の取り組みでは世界標準となっている HACCP や食品安全マネジメントシステム(FSMS)の構築を前提* に、食品事業者に対して、行うべきことを具体的に示しています。(*これらに準じる体制のない場合は、検討責任者を1名指名すべきとされています。)

本文書では、COVID-19 の対策として、例えば、FSMS の一環で従業員の健康状態を定期的に確かめることを求めています。また、特に食品製造事業者を想定して、労働環境や使い捨て手袋の使用方法、職場において COVID-19 罹患者が出た場合の対応など、実施すべきことや留意すべきことについて、具体的な対策例とともに示しています。さらに、輸送事業者や小売事業者における対応も解説されています。

【本文書で書かれている項目】
● 食品を介したCOVID-19の潜在的な伝播
● 食品事業従事者:COVID-19 の症状に対する意識
● 食品事業従事者:労働環境における COVID-19 の拡大予防
● 食品事業従事者:使い捨て手袋の使用
● 食品事業従事者:労働環境における物理的距離
● 食品事業従事者:職場における COVID-19 疾患
● 食品事業従事者:食材と食品の輸送と配送
● 食品小売業
● 小売り施設における食品の陳列
● 食品事業従事者:社員食堂

詳細は、WHO神戸センターが日本語訳を公開しています。 適宜ご確認ください。
https://extranet.who.int/kobe_centre/sites/default/files/pdf/20200407_JA_Food_Safety.pdf

農林水産省からも「食品産業事業者の従業員に新型コロナウイルス感染者が発生した時の対応及び事業継続に関する基本的なガイドライン」が発行され、ホームページで公開されています。 こちらも具体的な対策内容が示されていますので、ぜひご参照ください。
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/ncv_guideline.html